ナガレハナサンゴ(オーストラリア産)
販売個体サイズ:約 8 ㎝前後(骨格幅約3×6×3cm程度)
・飼育要件
温度:24度前後
照明:中~強(60cm水槽で蛍光灯20W2〜3灯以上、メタルハライドランプ)
水流:弱〜中(触手が緩やかにたなびく程度の太い水流)
餌 :不要
水質:リン酸、硝酸塩の少ない清浄な水質
※必ずしもこの環境下で飼育できると確約するものではございません。
・飼育のポイント
少々クセのあるサンゴですが要点さえ抑えてしまえば育成はそれほど難しくありません。
水質は常に硝酸塩やリン酸塩など栄養塩類が極めて低い環境が適しています。
水流は強すぎると弱ってしまうので、触手が緩やかにたなびく程度にサンゴ全体にあたるような太い水流が適しています。
照明はそれほど強すぎず、ほどほどの光量が適しており特にブルー系のランプを多めに使用すると本種の美しさが際たちます。
微量元素の不足、とくにストロンチウムの不足に弱く、これが不足すると骨格から共肉が剥がれてしまう症状に陥ってしまうので、定期的にストロンチウムの添加剤やアラゴナイト系の底床材および添加剤の使用が有効です。
また、特に本種は導入時など急激な環境変化にさらされるとブラウンジェリーという褐色になりドロドロに腐食してしまう症状になりやすい面があります。
一度ブラウンジェリー化したポリプが持ち直すことはなく、ほぼ確実に死んでしまうので水槽内の環境に馴染まないうちは特に注意が必要です。
ハードコーラルのなかでも特に刺胞毒が強く、配置には特に注意が必要です。飼育に関しては
・種類詳細
イソギンチャクのような触手をもつチョウジガイ科のサンゴです。
色彩のバリエーションが多く、褐色から蛍光グリーンや青みのかかったもの、紫がかったものなど様々なものが存在します。
ゆらゆらと水流に揺れる触手がとても優雅で美しいハードコーラルです。
※色味が画像と異なる場合がございます。
※本種は海水飼育になります。淡水では飼育できません、ご注意ください。